先輩職員の声

児童指導員(男性)

入社:平成30年4月
最終学歴:松本大学 総合経営学部 観光ホスピタリティ学科 卒業 社会福祉士

仕事内容

 起床指導や食事作法を教えたり、学習支援や掃除、洗濯など日常生活をする上での基本的な支援が主な業務となります。
 それ以外にも、子ども達と一緒になって遊んだり、多くの行事を子ども達と作り上げることで、達成感や経験を積ませます。子ども達が将来、独り立ちしていく上で困ることのないように、身の回りのことは自分でできるよう自立を促し、一人一人の夢を応援していきます。

志望理由

大学の授業で、「子どもの居場所づくり事業」を研究したことがきっかけで、子どもの未来を考えた時、児童養護施設に興味を持ちました。愛育園の養育方針、養育三則に共感し、愛育園の「大きな家族」としての、アットホームな様子、たくさんの行事、子ども達のあふれる笑顔を実際に見て感じ、この子たちの為に何か力になれたらと思い、ここで働いてみたいと強く思いました。

入社前と入社後のイメージの変化

 変わりました。子ども達の礼儀正しさ、気配りができるところ、毎日を楽しそうに生活している様子など、入社したての頃は、そのメリハリの速さと遊びのパワフルさに圧倒されてしまう毎日でした。施設で生活している子というとどうしても、かわいそう、大変だねと同情の目で見られることが多いと聞きます。確かに周りの大人はそういう見方をしている人も少なからずいるかもしれません。しかし、愛育園の子ども達は、そういった意見などものともせず、明るく、前向きで、元気に毎日を生活しています。
 私が一番驚いたのが、運動能力の高さです。愛育園の子ども達は、卓球、野球、バスケットボール、バドミントン、サッカーなどスポーツ競技全般を一通り出来ることができます。私も最初の頃は「先生、下手だね」とよく言われました。園行事でもマラソン大会に参加したりと、子ども達の底なしの体力を見せつけられました。私もまだまだと子ども達に張り合っています。まさに第二の青春を送っているような感覚です。

仕事の難しさ、大変さ

 人に自分の思いや考えを伝えることがこんなにも難しいものだとは思いませんでした。何か悪さをしてしまったとき、当然指導をします。ただ、その指導を子ども達の中に届いているかどうかは、日々の関わり次第だと最近になって感じています。日々たくさん遊んだり、会話をしているからこそ、自分の思いも感じてくれるようになりますし、逆に何も関わっていない子に突然、指導しても何も響かないことがあります。だからこそ、少しだけの時間でも、学校の様子など、全員の子と話をするように心がけています。
 また、指導をした際に、今の言い回しは合っていたのだろうか、もっとこう言えば伝わったのかなと、自問自答する毎日です。指導に正解があるのか分かりません。しかし、話をした後は、その子とは、一歩進んだ関係を築くことができます。こうしたことが、大変と感じると同時に面白いと感じるところでもあります。

仕事の魅力、やりがい

 子どもとたくさん関わることで、子どもの方から心を開いてくれたり、話しかけてくれることがあります。子どもの方から、「先生!」って近寄ってきてくれて、色々な話をしてくれることがとても嬉しく思います。行事や日常、様々な場面で、子ども達からパワーをもらうことが多々あります。これによって「あぁ、頑張ろう」という気持ちになり、この仕事の魅力かなと感じます。

印象に残っていること

 私は長い間、野球をやらせてもらっていたこともあり、現在、園の少年野球チームを見させていただいています。最初はキャッチボールもできなかった子たちもぐんぐんと上達し、最近、少年野球の大会で優勝することができました。最初、優勝したことに気づいていない子も多く、実感の湧かない子もいましたが、賞状やトロフィーを受け取ると、とても嬉しそうでした。その後にある子が「先生、もっと上手くなりたい」と言いに来ました。みんなでもっと強くなろうねと話ができた瞬間でした。最初の頃に比べたら優勝なんて夢みたいでしたが、子ども達とまた一ついい思い出を共有できた出来事だったなと思います。

入社後、どのような点で成長したと思いますか?

 自分では成長したのか分かりませんが、今まで上手く出来なかったり、伝わらなかったりしていたことが、工夫をしてみて伝わったときは、達成感かあります。しかし、ほとんどが「もっとこういう言葉がけをすれば良かったのではないか」など帰りの車中で反省し、勉強する毎日です。もっともっと子ども達に想いが伝えられるように、日々頑張りたいです。

将来の夢、目標

 まだまだ未熟で諸先輩方の様には働けていません。上手くいかないことの方が多く、いつもフォローしてもらってばかりです。先輩職員の姿を見て学び、子ども達から、また職員の皆様から安心して仕事を任せていただけるように、ただ直向きに全力で日々の業務、子ども達に向かっていくことが私の今の目標です。

ある日のスケジュール

泊まり勤務

11:00
出社
引き継ぎを確認、他の職員と話をして児童の様子などを把握した後、部屋の掃除や事務作業を行います。
11:30
昼食
平日であれば子ども達は学校へいっていますので、職員同士で食事をとりながら、雑談なども交えて文章では引き継げない、感情のこもった子どもの情報を交換していきます。
12:00
夕方、子ども達が帰ってくるまで、部屋の掃除や洗濯、備品の管理などの事務仕事を行います。
16:00
順番に子ども達が帰ってきます。一緒におやつを食べたり、学校での様子を聞いた後、学習支援を行います。
17:00
学習支援が終わると、一緒にキャッチボールをしたり、体育館で遊んだりします。この遊びの中でも、ルールを守る事など、教えていくことは様々あります。
18:00
掃除
それぞれ子ども達には持ち場があります。職員が掃除の仕方などの見本を見せたりしながら、支援していきます。掃除が終わると、全員でお参りをして、夕食をとります。箸の持ち方などの食事作法を支援します。
19:00
小学生と入浴し、明日の学校の準備を一緒に行います。その後は中高生の学習の時間。テストに備えての学習や受験に向けて勉強を教えます。
20:30
小学生を寝かしつけた後、中高生たちの学校での様子や近況を聞くなど、会話の時間を設けます。
23:00
児童全員が就寝したのを確認した後、児童別の記録や学校の担任の先生との連絡ノートを記入したり、戸締まりの確認などの業務をして終了となります。

翌日

5:30
夜のうちに乾かしておいた部活のユニフォームなど、朝練に行く子どもの準備などをします。
6:00
起床を促し、着替えや洗面を呼びかけていきます。
6:20
毎朝のお参りは、藤本理事長先生がお務めくださります。般若心経をお唱えし、その日一日、子どもと職員の心を調える時間です。
6:30
朝食をいただき、歯磨きなどを指導した後、登校の時間です。
8:00
子ども達が登校した後、居室やお風呂場の掃除、洗濯などをします。
9:00
朝会を行います。前日や今朝の子どもの様子を職員同士共有します。その後、部屋掃除や事務作業などを行います。
11:30
勤務に入る職員に引き継ぎをします。文章では引き継げない、細かい子どもの様子などを伝え、退勤となります。

愛育園を目指す学生へメッセージ

 子どもに何かを教えるということは、自分を見つめ直すことでもあります。私の場合、遊んでばかりで、勉強の方を教えてあげることが苦手です。そんな時、子どもによく言う言葉は、「先生も一緒に頑張るから、お前も頑張れよ」と言います。実際に一緒に宿題を解いてみたり、一緒にテスト勉強をして、点数を競ったりもしています。自分のできないことを子どもに押し付けても、子どもは応えてくれません。子どもと共に自分も成長できる。そういった職場でもあります。箸の持ち方から礼儀作法などは、時に、学力よりも人間としての力が必要となってきます。私自身もまだまだ未熟であると感じることばかりです。営業職などとは違い、仕事が数字に表れることはありません。しかしながら、数字の上では計り知れないほどの喜びを感じることがあります。
 ぜひ、一度見学に来て見てください。そして私のように、この愛育園で働いてみたいな!と思った方は、子どもたちの為に共に頑張り、共に感動を共有してみませんか。