園の概要

創設と精神

 児童養護施設円福寺愛育園は、初代園長藤本幸邦が、戦災孤児の窮状を目の当たりにしてその救済を発願し、昭和22年自ら3名の孤児を上野駅より連れ帰り、円福寺庫院をそのまま施設として創立した。

 初代園長は、児童養護施設を愛の花園として次のように書いている。

施設は、愛の花園である。
憐れ(あわれ)な児童のために施設があるのではない。
施設があることによって、すべての児童が守られているのである。
国家は児童の父であり、社会は児童の母であり、施設は児童の家庭である。
児童はすべて、み仏の子である。

 以上を受けて、次のように園是を定める。

園是

「一切衆生皆是吾子」
(自分の子と同じように、自分が親に愛されたように、園の子を愛せ)

  • 一 円福寺愛育園は仏陀の大慈悲心とその教法に基づく人間愛の願行である。
  • 一 円福寺愛育園は時代社会のニーズに応えて観音菩薩の如く応現する。
  • 一 円福寺愛育園はすべての児童を守る社会連帯責任の福祉施設である。

 社会が変化し、入所する子どもたちの背景が変化し、子どもたちが変化してもこの精神は、変わらない。

 円福寺愛育園は、創設者の理念をうけつぎ、変化する社会のニーズに応える児童養護施設として、日々研鑽を進め、実践を深めていく。

園歌 オンリーワン

作詞 藤本 幸邦
作曲 小宮路 敏
編曲 木槫 紀行


プレイボタンで演奏開始します

沿革

施設名 児童養護施設円福寺愛育園
所在地 長野市篠ノ井横田798番地1
経営主体 社会福祉法人 円福会
事業の種類 児童福祉法による児童養護施設
創立 昭和23年5月5日
認可 昭和23年7月1日
法人 昭和40年8月26日 財団法人 円福寺愛育園設立
昭和52年10月12日 社会福祉法人 円福会設立

定員の変化

昭和23年 昭和24年 昭和27年 昭和41年 昭和48年 昭和53年 平成28年
10名 20名 30名 35名 45名 50名 35名

施設整備

昭和43年 児童居住棟「なかよし」建設
昭和46年 児童居住棟「まごころ」建設
昭和54年 児童浴場建設
昭和58年 児童福祉センター建設
昭和60年 ソーラーシステムによる洗濯場(乾燥室を含む)建設
平成11年 ミニグランド使用開始
平成12年 新児童棟建設
平成17年 駐輪場設置、そよかぜ棟(ユニットホーム)増設
平成22年 児童福祉センタートイレ水洗化、厨房改装工事、ミニグランド遊具設置
(安心こども基金)
平成24年 体育館暗幕、スクリーン設置(元職員寄付)
平成25年 ミニグランド南駐車場新設
平成30年 管理棟・児童棟大規模改修
令和5年 児童棟全居室、職員祝職質にエアコン設置(合計32台)

記念式典

昭和38年7月14日 創立15周年 記念誌「70人の兄弟」刊行
昭和53年5月21日 創立30周年 記念誌「愛の花園」刊行、「慈母観音」建立
昭和63年6月25日 創立40周年 「お守り子育て地蔵菩薩」建立
平成10年10月24日 創立50周年 記念誌「大きな家族」刊行
園歌(オンリーワン)の制定
「はきものをそろえる」石碑建立
木彫大地蔵尊(体育館本尊)建立 藤本サトエ寄付
平成25年11月4日 創立65周年 記念誌「愛の花園」刊行
新車ボクシー購入
平成30年11月11日 創立70周年 記念誌「子どもたちのために」刊行
管理棟・児童棟大規模改修
児童・職員タイムカプセル寄贈
令和5年11月11日 創立75周年 記念誌「子どもの幸せのために」刊行
児童棟全居室エアコン設置
愛育園お母さん顕彰碑建立
新車シエンタ購入

表彰

藤本幸邦 昭和56年 勲五等瑞宝章
昭和59年 第十八回仏教伝道文化賞
平成6年 第十八回正力松太郎賞
藤本サトエ 昭和61年 勲六等瑞宝章
藤本光世 平成20年 長野県教育功労者表彰
平成30年 瑞宝小綬章

児童状況

令和6年7月1日現在

-  未就学児 小学生 中学生 高校生 その他 合計
1 6 8 5 20
3 2 1 5 11
4 8 9 10 31

会計報告

令和5年度資金収支計算書
PDFダウンロード
令和5年度事業活動計算書
PDFダウンロード
令和5年度貸借対照表
PDFダウンロード

定款等

社会福祉法人円福会定款
PDFダウンロード
役員及び評議員の報酬・日当等に関する規程
PDFダウンロード
理事・監事名簿
PDFダウンロード
評議員名簿
PDFダウンロード

アクセス

大きな地図で見る

  • 篠ノ井駅から徒歩25分
  • 長野自動車道 更埴ICから車で約6分

愛育園の配置図